透析医療機関経営者に役立つMonthlyメール-2007年5月号のバックナンバーです。
透析マネジメント / Monthlyメール / 2007年5月号
┃意識するか、しないかで天と地の差を生む! 2007年5月号 ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━… ┃ 今月のポイント Monthlyメール ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━… 医療経営戦略研究所 ◆今月のポイント 変化をトレンドで見る! <解説> 以前ある極めて著名な企業の社長に会ったときの話です。 彼のお客さんの数値、状況に関して、彼が抱いていたイメージ、過去の 売上げは、企業の中で売上げのベスト5くらいに入っていたそうです。 それを最近数字、売上げをみて愕然としたというのです。 それはどうしてだと思いますか? 顧客別の売上げの傾向を見てはじめて、売上げが過去の半分になってい るということがわかったからです。 その気づきの期間に要した時間はなんと2年間です。 つまり、一流の経営者であっても個別の顧客の数値、売上げを把握して いるわけではないということが理由としてあるでしょう。 しかし、ここで重要なことは、顧客の数値をきちんと把握せずに、 これまでの記憶、思考に頼っていた結果、手当てが遅れてきたという ことなのです。つまり、人の記憶ほどあてにならないものはないという 例えです。 人の記憶というのは感情が司っています。そのために、強い印象を受け たことは記憶に残りますが、そうでない印象のものは忘れ去られてしま います。人間の脳がいくらすごいといってもこの程度のものなのです。 このようなことに陥らないためにはどうしたら良いのでしょうか? 唯一の方法は、事実を徹底的に追いかけることです。 例えば、厳しいビジネスの世界にいる経営者でもこういう状況ですから、 まして慢性疾患で昨日と今日と明日、あまり患者数が変化しない慢性疾 患を顧客としている維持透析の施設が陥りやすい罠は、‘患者数は変化 しない’という幻想にとらわれてしまうことです。 それは‘過去の数値をトレンドで見ていく’ことで回避することが出来 ます。 例えば ・紹介の患者さんは、ある医療機関からは毎年来ていたけれど、 ここ3年間は来ていない、 ・新たな患者数が増えた、 ・職員数は減ったか、増えたか、 ・利益は増えたか、減ったか 等々、 全体の傾向をある一定の期間、最低5年間見るのです。 繰り返し言いますが、人の記憶ほどあてにならないものはありません。 基本的な数値、事実を追いかけることにより、市場の動向や組織の状態 などがわかるのです。 デジタル思考というよりむしろアナログ思考で長期間トレンドなり、事 実を見ていくという癖をつけるということが極めて重要です。
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