2002年7月「透析と経営」(中外製薬)座談会に参加しました。
透析マネジメント / What's New / 2002年7月 「透析と経営」(中外製薬)座談会に参加
当社の桜堂所長が中外製薬企画の診療報酬のマイナス改定など経営をとりまく環境は厳しさを増し、今後のどのように対応していけばよいのかをテーマにした座談会に参加し、「透析と経営」増刊号JULY2002に掲載されました。 その中で、桜堂は今回の診療報酬改定には大きな4つのメッセージがこめられていると述べました。
第1は、これまで医療界のような規制業種は厚生労働省によって経済誘導がなされてきましたが、政府による経済誘導が終わったということ、つまり、パラダイムが変わったとい認識です。
第2は、患者単価の減少を患者数でカバーすることで医療収入を増やすとともに、病床や施設の機能配分を変え、看護師などの配置を考えながら経営効率を高めていくというリストラをセットで考えなければならないということです。
第3は、1日定額制といったように角度を変えながら、定額制がどんどん進んでいく、つまり、総医療コストを縮減しているということです。
第4は、例えばカルテ開示など患者さんへ情報を提供し、医療提供側と需要側の情報格差を縮め、患者・住民のサポートを得ながら、医療機関を選別していこうとしていること、つまり、市場化への誘導です。
また、今後、透析医療機関がどのようにしたら生き残れるかについては、主に4つのポイントがあり、
第1に地域・エリアの人口動態、年齢分布など把握・解析し、今後の患者の量的・質的な将来動向を行うことです。
第2に生産管理の発想をもつこと、つまり、看護師や臨床工学技士をどのように配置し、施設の運営をしていくか、最適なポイントを探りながら効率化をはかっていかなければならないということです。
第3に職員の士気を高め、医療の質を高めていくかということです。
第4にネットワーク化です。川下の医療機関がいかに川上の医療機関に医療の質の高さをアピールし、相互によい医療を確保していくかということです。
第5に患者さんの価値を最大化することです。インターネットにより、医療機関の機能や医療成果など患者さんが情報を得やすくなったことにより、良い意味で医療機関の競争がおこり、患者さんの移動するようになりました。つまり、患者さんの価値を高めるような医療機関でないと生き残れなくなってしまいます。 医療の質を担保しながら、患者さんの価値を最大化しつつ、経営の効率化を考えていくことが重要です。