テコ(レバレッジ)があなたの経営を変える!
透析マネジメント / 櫻堂渉のコラム / No.8 テコ(レバレッジ)があなたの経営を変える!

【2007年6月 No.8】
あなたは、今期の診療報酬の改定にどのような対応をしただろうか?少なくてもこのコラムの読者は、この時代の転換をテコにして更なる成長を遂げて欲しいと思う。テコと経営は無関係と思うかもしれない。
しかし、実は大ありだ!経営はテコの力を借りて大きくなることが出来る。ちょっとここで、小学校の理科の授業を思い出して欲しい。そのときテコの原理を学習したはずだ。テコの原理を活用すると、自分ではとても持ち上げられないと思うような重いものでも、支点と棒で動かすことができた。これがテコの原理。
あなたも昔習ったことがあると思う。経営の多くは物理学から学習することが出来る。実はテコの原理もその一つだ。
さて、今度はテコの原理で診療報酬改定を考えてみよう。
診療報酬の改定で、これまであなたがやりたくても出来なかったことが可能になるとしたらどうだろうか?櫻堂は何を言い出すのだ?と思うだろう。でも良く考えて欲しい。
何となく、現場で無駄があったり、職員の勤務姿勢に問題があったり、時間の使い方にロスがあったり、診療上のエラーがあったり、恐らくあなたは、完全に現状に満足していないはずだ。何となく満足はしていないが、仕方なく容認して今日まで来てしまったはずだ。
しかし、診療報酬の改定により経営の条件が厳しくなり、経営が苦しくなればなるほど、あなたは、待ったなしの世界に追い込まれてゆく。診療プロセス、業務のプロセスを見直しながらより効率的でより質の高い仕事をしてゆかない限り生き残ることが難しくなってくる。このような状況は一般的には脅威になるはずだ。
「あーあ、昔はよかったなあ。今とは比べ物にならないくらい、診療報酬も高かった。それに楽が出来たし、昔に比べると今の透析医は何て不幸なんだ!」そして、あきらめモードに入ってしまう。もしあなたが、このような反応をすればあなたはその他大勢と全く同じ。
そして、なす術も無くただ現状に不満を持ちながらも諦めの日々が待っているだけだ。
しかし、このような状況だからこそ敢て、この時代の転換点を利用して、仕事の仕方、診療の仕方、サービスのあり方、費用のコントロール、職員の技能、人事のあり方、投資の仕方について抜本的に見直す契機と考えてみてはどうだろうか?この様にあなたの診療報酬のイメージそのものを変えることが重要だ。考え方を切り替えることが出来れば、これは正にテコ(レバレッジ)だ。
診療報酬改定さえもレバレッジにしてしまうだけの創造力が必要だ。
そして、そのテコを活用するもしないもあなたの決断。テコはあなたの力を何倍にも拡大するだろう。必要にして充分、適切な医療サービス、適正な診療プロセス、患者さんの健やかな透析ライフをあなたの力で支援するまたとない契機と考えてはどうだろう?何故なら、きっと今はわからないだろう。
しかし、時間が経てばきっと判る。その褒章はあなたにもたらされるからだ。正にテコ(レバレッジ)の力なのだ。