透析マネジメント / 櫻堂渉のコラム / No.22 ブルーカラーにならないために、自らを鍛えよ

【2009年2月 No.22】
世の中にプロフェッショナルという言葉がある。あなたはプロフェッショナルと聞いてどのように解釈するだろうか。私は常々自分はプロフェッショナルだと自戒の念を込めながら、自分に言い聞かすようにしている。少々高慢ととらえられるかもしれない。
ところで、一般的にプロフェッショナルという言葉は専門家、エキスパートといった、仕事に秀でた人のことを指すというイメージがある。どうだろう。「だから私は謙虚にプロフェッショナルではない」とあなたは答えるかもしれない。
私に言わせれば、甘いと言わざるを得ない。
なぜならば、プロフェッショナルとは仕事でお金を得た時点でプロフェッショナルとして組織や顧客から期待されているからだ。「入職したてだから」、「まだ仕事を覚えたて」等は言い訳に過ぎない。仕事でお金を得た時点で自らをプロフェッショナルと定義し、自らを鍛える覚悟がなければならない。自らを律しなければならない、新入職者ならば必死に仕事を覚えなければならない。
これが職業人に与えられた使命だ。医療者を見ると、この人は本当にプロフェッショナルか?と首をかしげたくなる人が散見される。自分の仕事に対する真摯さが不足している。
仕事で責任をとるどころか、責任から逃げているとしか思えない。責任から逃れるということは、必然的に給与が下がるということを意味する。給料は責任の重さに比例するからだ。
このような人はその結果、肉体労働者のレベルの仕事をしているに過ぎない。間違ってもらっては困るのは、決してブルーカラーを軽蔑しているのではない。医療者は有資格者として、技術職として患者からの期待に応える責任がある。問題はその責任を全うしているかどうかだ。常に患者の期待にこたえるということは、プロフェッショナルとして自ら研鑽し続けることが求められる。そのような思考態度にならなければならない。あなたが、来る日も来る日も、同じことを繰り返しているのであれば、それは全く前進も成長もしていないということになる。当然そうなれば、患者の要望などには応えられるはずがない。
顧客(患者)のニーズにこたえるということ、仕事とはそういうものだ。