事実を見つめるものだけが成功を得る!
透析マネジメント / 櫻堂渉のコラム / No.14 事実を見つめるものだけが成功を得る!

【2007年12月 No.14】
市場を考えることは、あなたやあなたの部下の発想をかえる転換点となる。院長だけが戦闘モードに入っていても組織は動かない。部下が院長と同じ危機意識を共有し、全体が戦闘モードに入ってはじめて組織が動き始める。
あなたとあなたの部下のモードを安泰モードから危機モードに切り替えなければならない。そう、これがパラダイムシフトだ。
経営であれ、技術であれ革新は発想の転換から生じる。さあ、発想転換のきっかけをつかむために将来について考えてみよう。
あなたの病院の診療圏を考えて欲しい。将来の市場はどうなるだろうか?
あなたが考える将来の市場(経営環境)を徹底的に予測して欲しい。データがないことを、やらないことの言い訳にしてはならない。多少のデータは必要かもしれないが、大それたデータが必要なわけではない。頭を働かせよう。徹底的に考えてみよう。徹底的に考え抜くことによって自ずと将来の方向性が見えてくるはずだ。どのような条件において、あなたの施設は発展できるのだろうか?あなたの施設の将来はバラ色だろうか?それとも灰色だろうか?
事実が物事を変えるために極めて重要な転換点になる。マネジメントの側面を考えてみよう。トップの考えだけではなかなか組織が動こうとしないという例はいくらでもある。
トップが方針を出すのはリーダーの行動として極めて重要である。(マスト事項だ)
そして、それを組織行動に結びつけるためには、根拠を示すことである。
その根拠として最も強力なのは事実である。
もしあなたの病院の患者数が減少しているのなら事は深刻だ。問題はそれが一時的なものであるかどうかだ。これはトレンドを見てはじめて判る。一時的なものである場合は問題ない。しかし、数が少なくても確実に減少しているとしたら、その理由を突き止めるべきだ。いくら考えても判らないかもしれない。あなたの部下とこの問題を考えてみよう。部下にとっても良いトレーニングになるはずだ。同時に部下の経営問題への関心と理解が深まるだろう。
「そんなの頭の中に充分入っている」って。冗談は辞めて欲しい。記憶だけに頼って経営が出来るほど世の中甘くはない。人の記憶ほどあてにならないものは無い。何となく印象で物事を捉えがちだ。現実のFactを追いかけてみよう。事実だけが説得性を持つ。事実に沿って方針を導くための検討を加えるのだ。億劫がらずにやってみよう。
事実を見つめるものだけが成功を得るのである。